マキリキ報告編to神様組

「なっ・・・」

「おーっ!」
「ほぉ・・・・」

上からレイ、曼珠沙華、天。
リキが正式にマキと付き合い始めたことを報告した時の三人の反応はさまざまだった。レイは目を見開いて絶句し、曼珠沙華は嬉しそうに目を輝かせ、少し興奮したような声を、天は感嘆の声を出した。
「やっと付き合い始めたんだね!おめでとう、リキ!」
「ありがとうございます、シャゲ様」
リキの手を取ってブンブン振る曼珠沙華に、リキはほんわりとした幸せそうな笑みを浮かべてみせる。
しかし、そんな二人の間にレイが割ってはいる。
「マキさんって、あの、愛さんの兄君ですよね・・・?」
「えぇ。私にとって、マキさんのそばは、安心できるものなの。あの人だけは、顔を見て話せるから。
・・・・私はマキさんに救われた。
レイにも、認めて欲しい」
「姉さんが、決めたなら。俺に、言うことはありません。
・・・・幸せに、なってください」
例は言うだけいうと、きゅ。と口元を引き締める。
「ふふ、レイさん、お姉さんを取られて寂しいんですかー?w」
「・・・・別に、そういうわけでは」
からかいを含んだ声音で言う天に、レイは拗ねたように返事をする。
「あ。私はリキさんとマキさんが付き合うの、嬉しいですよ?
シャゲ様のお守り役でお手伝いしてくれているリキさんには、感謝してますから。
おめでとうございます。
何かお祝いしなきゃですね?」
るん♪と楽しそうに言う天に、リキはホッとする。
「ありがとうございます・・・三人とも」
呟くように言うと、三人はきょとん、とした顔で、お互いに見合わせる。

「「「当たり前でしょう?」」」